谷垣自民党総裁「小沢独裁と徹底的に対峙」 衆院代表質問スタート(産経新聞)

 鳩山由紀夫首相の施政方針演説など政府4演説に対する代表質問が1日午後、衆院本会議で始まった。最初に自民党の谷垣禎一総裁が登壇し、首相の政権運営について「小沢一郎民主党幹事長が密室ですべて決めている」と批判。その上で「わが党は『小沢独裁』と徹底的に対峙(たいじ)する。もはや政権の正当性は失われている」と対決姿勢を鮮明にし、内閣総辞職や衆院解散・総選挙を求めた。

  [フォト]衆院本会議に笑顔で臨む民主党の小沢一郎幹事長

 谷垣氏は小沢氏の資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件について「小沢氏は不十分かつ不可解な説明を繰り返すばかりだ」と強調。首相が小沢氏を「信じている」と発言していることに「盲目的信頼の発言で、この国の実質的な支配者がだれかを如実に示している」と批判した。

 首相が小沢氏に「どうぞ戦ってください」と激励したことには「検察当局の捜査に有形無形の圧力を加える異様な事態だ」と断じた。

 また、平成22年度予算案に関連し、新規国債発行額が過去最高の44兆円に膨れ上がったことに対し「無駄排除による財源の捻出(ねんしゅつ)というマニフェストの基本構造が破綻(はたん)した。明らかな『マニフェスト違反予算』だ」と指摘。

 社会保障制度改革については超党派による「社会保障円卓会議」の設置を提案した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の決着が遅れていることには「日米同盟に深い亀裂が入り、国益の重大な損失を招いている」と批判した。

 この日の代表質問は谷垣氏に続いて自民党の石原伸晃元国土交通相が質問する。

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